心と体を軽くするLIFEセラピー

【作業療法×予防医療】

統合医療って何?

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統合医療?なに?と、はじめて名前を耳にする方も多いと思いますので、簡単ではありますがまとめました。

 

僕の所属している日本統合医療学会 静岡・山梨(富士山)支部では、年2回、健康増進に関するテーマで勉強会を開催しております。僕はその事務局をやらせて頂いております。

 

支部ホームページでは、勉強会のご案内やご報告などさせて頂いてますが(最下部に支部ホームページ添付)、そこではお伝えできないような細かい内容を、当ブログの”統合医療”というカテゴリーでまとめております。

 

よろしかったら覗いてみてください!

 

統合医療とは

病気を治し症状を和らげる方法には「対症療法」と「原因療法」がありますが、近代西洋医学は「対症療法」を中心としてきました。


しかし、最近では、単に病だけではなく、人間の心身全体を診る「原因療法」を中心とした伝統医学なども必要だという考え方に急速に移行しています。


統合医療とは、この二つの療法を統合することで両者の特性を最大限に活かし、一人ひとりの患者さんに最も適切な『オーダーメイド医療』を提供しようとするものです。


実際に、救命救急や外科手術などでは近代西洋医学による治療が中心です。しかし、慢性疾患の治療や予後の療養などには、伝統医学や相補・代替医療の有効性が数多く報告されています。


超高齢社会の日本では、治療としての医療だけではなく、予防も重要視されており、統合医療への期待度は高まってます。

 

このように、治療と予防の両面から対症療法・原因療法を相互発展・連携させていく統合医療が求められております。


統合医療の目指す方向性

QOLの向上を目指し、患者一人ひとりに焦点をあてた患者中心の医療


・近代西洋医学及び伝統医学や相補・代替医療従事者による共同医療(真のチーム医療)


・身体、精神のみならず、人間を包括的に診る全人的な医療


・治療だけでなく、疾病の予防や健康増進に寄与する医療


・生まれてから死ぬまで一生をケアする包括的な医療


・「尊厳ある死(Death with Dignity)」と、患者だけでなく残された遺族も満足できる「良質な最期のとき(QOD:Quality of Dying and Death)」を迎えるための医療

 

統合医療 静岡・山梨(富士山)支部

富士山を挟んで南が静岡県、北が山梨県になります。富士山麓は標高300~1000mで健康増進に適し、禁忌事項が少ない中山気候に位置付けられる面積が多いです。

 

静岡県には駿河湾伊豆半島の温泉、山梨には富士五湖など、日本を代表する自然を有しております。

 

さらに日本を代表する鰹節や日本酒・ワインなどの発酵食品から、緑茶や山葵などの日本型ハーブも豊かであります。そしてなにより富士山が世界文化遺産となり、その構成要素が静岡県山梨県にまたがっております。

 

このように比較的自然環境に恵まれた土地である一方、都市部と比べ医療従事者や代替療法家は少ないです。

 

これら富士山を取り巻く地域の文化や環境などを考慮し、静岡・山梨の両県において、統合医療の観点から行う地域貢献・地域活性を目的に2015年3月、富士山支部が開設となりました。

 

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統合医療を提唱するアンドリュー・ワイル博士は、”統合医療の定義”のひとつとして、予防の重要性とコミュニティとの関係性を包括した地域環境の重要性について述べられてます。

 

また、WHOの提唱する健康支援環境とは、健康を支えるには地域の生活環境が必要という考えです。

 

さらに、健康都市プロジェクト&プログラムの特徴としては、医療機関や行政組織のみならず、日常生活のなかのコミュニティの重要性を挙げております。

 

 

富士山支部では、多くの医療専門家が集まる都市型統合医療のみならずコミュニティ・ベースの統合医療を重視しており、田舎で実践しやすいかたちで考えております。

 

そうした理念にのっとり、富士山支部のメンバーは、医師、医療従事者、環境・保健分野の大学教授、薬膳・食育関係、自然資産を活かした福祉施設、予防医療施設、など多岐にわたります。

 

年2回、支部勉強会を開催しておりますので、よろしかったらこちらもよろしくお願いいたします!